愛犬に“ダメ”時間を 秋田県内で製造、ペット用クッション好評

  • 2023-04-19
  • 2023-04-19
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 秋田県内で製造されているペット用クッションが、触り心地の良さから「愛犬に“ダメ”になる時間を与える」と交流サイト(SNS)で話題になっている。商品開発には一般社団法人「ワンフォーアキタ」の秋田犬が“協力”。豊富なサイズ展開も好評だ。

クッションに寝そべる秋田犬

 秋田市御野場の「MUUNI(ムーニー)」が企画と販売を手がけ、寝具製造「Beech」(八峰町)の工場で作っている。クッションの中には小さなビーズが入っており、ほどよい弾力で包み込むようなフィット感が売り。はっ水性があり、取り外し可能なカバーが付く。

 開発のきっかけになったのは、ムーニー代表の永田圭さん(29)が飼っているトイプードルだ。試作中のクッションに愛犬が気持ち良さそうに寝そべる姿を見て、元々は犬用を想定していなかったが、ひらめきを得た。

 ワンフォーアキタの秋田犬にも試してもらいながら、ビーズの大きさや寝そべった時の沈み具合など改良を重ね、昨秋に完成した。購入者からは「介護が必要な犬にぴったり」「犬と一緒にダメ時間を過ごしている」といった声が寄せられたという。

 ムーニーのサイトで予約販売を受け付けている。サイズと価格はS(主に小型犬向け)が1万4800円、M(中型犬)が1万7800円、L(大型犬)が2万800円。秋田犬はLが目安。今月末までに予約すると、7月に発送される予定だ。

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わんこがつなぐ世界と秋田

モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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