秋田県横手市赤坂の秋田ふるさと村が3月20日、リニューアルオープン。アミューズメント施設のトリックアート作品を大幅に入れ替えたほか、プラネタリウムに最新設備を導入した。
城を模したアミューズメント施設「ワンダーキャッスル」は、目の錯覚を利用して平面の絵を立体的に見せる「トリックアート」が楽しめるコーナーを設けた。
白鳥に乗って鳥海山周辺を散策する気分や、豆の木を登って雲の上に行った気分などが味わえる。竿燈まつりや小町まつりを集めた「秋田の祭りゾーン」も企画した。
トリックアートの一部は、拡張現実(AR)を使用。スマートフォンの専用アプリで撮影すると、実際にはない風船が秋田犬の周りに現れる。お昼寝中の秋田犬の鼻風船の中に入った自分が瞬時に消えてしまうという、ハプニング映像を残せる。秋田犬の豊かな表情がかわいい。
プラネタリウムは最新システムや高性能のプロジェクターを導入。これまでよりも鮮明で迫力のある星座や惑星が見られる。
施設を経営する県の第三セクター「秋田ふるさと村」によると、経費は約3億円。粟津尚悦社長は「新たな魅力を発信したい。秋田を題材としたコンテンツもある。コロナ収束後は県外、海外からもたくさんの人に来てもらいたい」と話している。
ワンダーキャッスル、星空探険館スペーシアともに、高校生以上600円、小・中学生400円、幼児無料。