なでると秋田犬のリアルな鳴き声が―。玩具などの製造・販売を手掛けるトレンドマスター(川崎市、中田敦社長)は、来年の忠犬ハチ公生誕100年を記念して、縫いぐるみ「なでなでワンちゃん」のハチ公モデルを発売する。
縫いぐるみの内部にスマートフォンにも使われているセンサーを配置。頭、おなかや背中に触れると録音した本物の犬の鳴き声が再生される。尻尾に触れると嫌がるような声を出す。呼びかけると「ワン」と返事したり、遠ぼえしたりすることもある。中田社長は「住宅事情や高齢などでペットを飼えないという人でも、秋田犬に癒やされる気分を味わってもらいたい」と話している。
12月上旬に発売するのは子犬時代のハチ公をイメージした縫いぐるみで9878円。負傷の影響で左耳が垂れている後年のハチ公をモデルにしたものも登場する予定。ハリカ大館店などで販売する。