秋田県大館市など4市町村でつくる地域連携DMO(観光地域づくり法人)の「秋田犬ツーリズム」と、秋田犬の保護活動に取り組む一般社団法人「ワンフォーアキタ」が、保護活動への寄付金を募る専用サイトを開設した。
https://donation.visitakita.com/ja/
秋田犬ツーリズムは2016年設立。秋田犬を活用して地域をアピールし、インバウンド(訪日客)拡大などを目指してきた。ワンフォーアキタは2018年設立。秋田犬の殺処分ゼロを目標に掲げ、飼育放棄された犬の保護やトレーニング、里親探しなどを進めている。
秋田犬ツーリズム事務局長補佐の嶋田恭輔さんは「秋田犬は観光面で強力なコンテンツだが、頭数や飼育する人が減少している」と危機感を口にする。
今年は忠犬ハチ公生誕100年の節目ということもあり、世界一有名な秋田犬であるハチの力も借りて危機を救おうとサイトを立ち上げた。
秋田犬が置かれている現状を日本語と英語で解説。寄付は1回につき千円以上。決済手段はクレジットカードと銀行振り込みの2種類ある。
嶋田さんは「ワンフォーアキタの活動を海外の人にも広く知ってもらいたい。また、秋田犬を育んできた地域の文化を守ろうという私たちの活動も、広い意味で秋田犬を守ることにつながると思うので、協力をお願いしたい」と話している。