秋田県大館市で開かれた秋田犬保存会の第145回本部展で、ポーランド在住のズザンナ・ハデさん(36)=セントラルヨーロッパ支部=が出陳した琥吹雪(こふぶき、雌、4歳)が、特に優れた秋田犬に贈られる秋保(あきほ)名誉章に輝いた。ハデさんは「琥吹雪が良い犬であることは分かっていた。秋保名誉章を取れてとてもうれしい」と喜びを爆発させていた。
ハデさんは、2019年12月に埼玉県で開かれた第141回大会をはじめ、過去に10回ほど本部展に参加している。今回の本部展は5月3日に実施。琥吹雪は成犬A(4歳以上)雌部門に出陳された7匹の中で1位となり、同雄部門の上位2匹と共に秋保名誉章に選ばれた。ハデさんは幼犬A(8カ月以上10カ月未満)雄部門にも愛犬を出陳。14匹中2位と好成績を収めた。
12年前から秋田犬を飼い始め、現在はポーランドでブリーダーをしている。「見た目も飼い主に忠実な性格も全てが好き」と目を輝かせる。夫と2人の子どもと一緒に4月下旬に来日。他の参加者ともすっかり顔なじみで、大会終了後は大勢の人々からの祝福に笑顔で応えていた。