秋田犬の保存・保護活動に取り組む一般社団法人「ONE FOR AKITA」は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、活動費用の確保が難しくなっているとして、クラウドファンディングを通じて支援を募っている。担当者は「保護が必要な秋田犬はたくさんいる。秋田の宝・秋田犬を守るため、支援してほしい」と呼び掛けている。
同法人は現在、4匹の秋田犬を保護し、新たな里親と一緒に生活できるよう訓練している。飼育や訓練などにかかる費用は秋田市中通の「秋田犬ステーション」で秋田犬グッズを販売した売り上げや、個人・企業からの寄付や協賛金などでまかなってきた。
しかし全国で新型コロナの感染が拡大した春ごろからステーションを訪れる人が少なくなり、グッズの売り上げは減少。県内経済もコロナの影響を受けており、個人・企業の支援も先が見通せない状況だという。
秋田魁新報社が運営するクラウドファンディングサービス「FAN AKITA(ファンあきた)」で支援を募っている。受け付けは23日まで。1口5千円から10万円まで四つの支援コースを設け、支援者にはぬいぐるみやトートバッグなどの秋田犬グッズを贈る。