秋田犬も熱中症にご用心 獣医師からのアドバイス

  • 2021-07-16
  • 2021-07-16
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 能代市のたけくま動物病院の武隈勝朗院長(66)に、秋田犬が夏を乗り切るための注意点を聞いた。

たけくま動物病院の武隈院長(右)

 これからの時季、最も気を付けなければならないのが熱中症。大型犬や毛が長い犬ほどなりやすく、秋田犬はどちらにも当てはまる。

 特に危ないのがアスファルトの照り返し。散歩は日中を避け、早朝や日が暮れてからにしてほしい。シャンプー後にドライヤーの熱風を当てるのも良くない。冷風を使ってほしい。

 室内で飼うなら、冷房は25度以下、湿度50~60%に。犬にとっては20度前後が快適だが、それでは人間にとっては冷やし過ぎ。上手に調整を。

 息苦しそうだったり、よだれが多かったりするなど熱中症が疑われる場合は、まず体温を確認してほしい。40度以下であれば、風通しの良い場所や冷房の効いた部屋に移し、水分をよく与える。41度以上なら、水道水をかけて全身をぬらし、扇風機で体に風を当てるなどして急いで冷やしてほしい。

 熱中症になってから60分以内に応急処置を取れば回復が期待できるが、2時間以上経過すると命を落としかねない。応急処置を終えたら速やかに受診してほしい。

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わんこがつなぐ世界と秋田

モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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