そこに、わさおがいた。~追悼ムードに包まれる鰺ケ沢町~

  • 2020-08-18
  • 2020-08-17
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 JR鰺ケ沢駅前には、鰺ケ沢町が「白神山地の町」であることをアピールする看板が、わさおのどや顔(?)と共にあった。

 わさおが菊谷家の人々と出会ったのは、町の観光物産施設「海の駅わんど」。同施設の敷地内には、軽トラックの荷台に乗ったわさおの姿をモチーフにしたパネルが設置されている。同様のパネルは、いか焼き店「きくや商店」にもある。わさおは最期まできくや商店に毎日“出勤”していた。

 きくや商店の脇にあった「わさおのいえ」は、今もそのまま残されている。

 わさおや、妻のつばきが他界した今、きくや商店に毎日顔を出しているのは、養子で、わさおと同じ長毛秋田犬の「ちょめ」だけとなった。心なしか寂しそうにも見えるが、これからも父親と同様、観光客に愛される存在となっていくのだろう。

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わんこがつなぐ世界と秋田

モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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