トレーニング重ねた3匹の保護犬、飼い主を募集

新たな飼い主を待っている3匹。左からゆず、かりん、ごん

 秋田犬の保護活動に取り組む一般社団法人「ワンフォーアキタ」(三浦廣巳理事長)は、秋田犬の常設展示施設「秋田犬ステーション」(秋田市中通のエリアなかいち内)にいる3匹の飼い主を募集している。

 3匹は、岐阜県で飼育放棄されていると相談を受けた「ごん」(6歳、雄)と「かりん」(6歳、雌)のきょうだいと、湯沢市で保健所職員に保護された「ゆず」(推定1歳、雌)。いずれも約1年前に同法人に引き取られ、これまでしつけや人に慣れるためのトレーニングを重ねてきた。

 譲渡条件は、生を全うするまで飼育できること、大型犬を飼ったことがあること、現時点で犬を飼っていないこと―など。引き渡すのは1家族につき1匹。面談や、お試し飼育などで犬との相性を確かめた上で引き渡す。

 同法人はこれまで、7匹の秋田犬を保護し、3匹を新しい飼い主へ譲渡してきた。チーフドッグトレーナーの鈴木明子さん(59)は「秋田犬は飼い主に真っすぐ向き合ってくれるので、人生を豊かにしてくれるだろう。犬たちと幸せに暮らしてもらえる方からの応募を待っています」と話す。

 問い合わせはワンフォーアキタTEL018・807・2535 

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わんこがつなぐ世界と秋田

モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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