秋田県東成瀬村出身の漫画家・高橋よしひろさんの作品「銀牙」シリーズのキャラクターで飾った羽後交通(本社横手市)のラッピングバスが、大仙、仙北、美郷の3市町で運行されている。12月5日までの予定。
銀牙シリーズに登場する犬「WEED(ウィード)」などを印刷したフィルムで車体や車内を飾ったほか、まんが美術館や高橋さんの経歴、銀牙シリーズを紹介するポスターを車内の窓の上に掲示している。
高橋さんは、名誉館長を務める横手市の増田まんが美術館で10月に画業50周年の記念展を開く予定。ラッピングバスは市外から新幹線などで訪れるファンに利用してもらう狙い。市が文化庁の補助金を活用し、事業費約300万円で羽後交通のバス1台を装飾した。
市文化振興課は「インパクトのある車両になった。漫画文化に触れるきっかけにしてほしい」、羽後交通は「高橋さん画業50周年を機にたくさん乗車してもらい、美術館にも足を運んでもらいたい」としている。
羽後交通の角館大曲線、六郷線、角館田沢湖線、稲沢線で今月7日から運行。日によって運行する路線や時間帯は異なる。問い合わせは羽後交通角館営業所TEL0187・54・2202