保護犬の譲渡条件は? 十分な愛情注げる環境を

  • 2021-09-17
  • 2021-09-16
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 保護された秋田犬を引き取ろうと考えたとき、クリアすべき条件は何か。保護犬の里親を探す活動に携わる団体や施設に聞いた。

今年1月、ワンニャピアに収容された秋田犬の保護犬

 秋田犬の殺処分ゼロを目指す一般社団法人「ワンフォーアキタ」(秋田市)は、保護犬の譲渡条件を細かく定めている。里親の家族構成や年齢については▽小学生以下の子どもがいない▽年齢が55歳以下▽56歳以上の場合、同居する家族が終生責任を持って飼うことができる―などとしている。

 同法人のドッグトレーナー・鈴木明子さん(60)は「犬が心を開くまで焦らずに待てる気持ちの余裕や、愛情をたっぷりかけられる環境が必要。まだ親の手のかかる小さい子がいる家庭や、入院などで飼えなくなる可能性がある高齢者への譲渡は難しい。引き取った家が犬にとって『最後の居場所』とならないとだめ」と話す。

 県動物愛護センター「ワンニャピアあきた」では、必要に応じてしつけや不妊・去勢手術などをした上で里親を探す。譲渡条件は▽屋内で飼う▽事前に犬の特性を学ぶ▽複数回ワンニャピアに通って触れ合う―など。

 高橋俊嗣所長(60)は「保護された理由はさまざま。改善できることはしてから引き渡し、新しい生活を楽しんでもらいたい」と語る。

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モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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