初の「わさお大賞」大阪大会、「らんらん」に栄冠

  • 2021-10-06
  • 2021-10-06
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長毛秋田犬が一堂に会し、魅力を競い合う「わさお大賞」の大阪大会が3日、大阪府泉大津市役所前広場で開かれ、上野弘資さん(59)=京都市、自営業=が飼う「らんらん」(雄、2歳)が大賞に輝いた。

泉大津市役所前広場で開かれた「わさお大賞」大阪大会

わさお大賞は、青森県鰺ケ沢町でいか焼き店を営む一家に飼われていた「わさお」(昨年6月他界)の人気にあやかろうと2015年から青森県で開かれている。今回の大会は、19年の大会で大賞に選ばれた小次郎(雄、4歳)を飼う河野海(つよし)さん(44)=泉大津市、自営業=を中心に、長毛秋田犬の魅力を広げようと活動しているグループ「小次郎と愉快な仲間たち」が初めて大阪で開催した。

近畿各県のほか、東京都、富山県、山口県などから合わせて22匹が参加。
飼い主は、司会者とやり取りをしながら、約200人の観客を前に、飼い犬の魅力をアピール。観客一人一人が気に入った犬に1票を投じ、らんらんが25票と最も多くの票を獲得した。

河野さんは、「コロナ禍で本来思い描いていた形にはならなかったが、訪れた皆さんの協力で無事イベントを終えることができ感謝している。長毛秋田犬のかわいさや何かと偏見や差別されているということを地元の人に知ってもらうことができた。来年以降も大会を続けていきたい」と話している。

大賞に輝いた「らんらん」(左端)と、飼い主の上野さん(左から2番目)。妻、秋田犬「わこ」も一緒に記念撮影

らんらんは2年前、都内の施設に保護されていたところを上野さんが引き取った。らんらんのほかに「わこ」という雌の秋田犬も飼っている。2匹を含め、これまで飼ってきたのは全て保護犬だ。「引き取る人がなく、犬が処分されてしまうのはどうしても許せない。ましてや秋田犬は本当にかわいい。何とか命をつないであげたいと思った」と話す。

らんらんは人懐っこく、他の犬に対しても「秋田犬としては珍しいぐらいフレンドリー」(上野さん)だという。長毛秋田犬独特のモフモフとした雰囲気と合わせて多くの観客にかわいいという印象を与えた。「大賞という評価を受けたことも嬉しいが、多くの秋田犬オーナーや犬好きの人々と交流できたことが何よりも喜ばしい」と振り返る。

上野さんは2月に湯沢市で開かれる犬っこまつりや、5月に大館市で開かれる秋田犬保存会の本部展に、飼い犬と一緒によく訪れているという。「秋田犬がきっかけで秋田のファンになった。今年は犬っこまつりが無くて残念だったが、来年を楽しみにしている」と話していた。

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モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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