JR秋田支社が観光情報発信で活用する秋田犬のキャラクター「あきお」をかたどったねぷたが今夏、初めてお目見えした。弘前ねぷたまつり(1~7日)で、JR・駅前地区ねぷた愛好会の大型ねぷたの前座として運行。5、6の両日にも登場する。
あきおはマイペースな性格という設定で、癒やし系の見た目が特徴。津軽の海岸で気ままに生活する猫の「つがにゃん」と共に、同支社が交流サイト(SNS)などでPRし、人気を集めている。
同支社が弘前市の観光施設「津軽藩ねぷた村」に制作を依頼。過去2回、つがにゃんのねぷたは制作していたが、あきおは今回が初めて。
あきおは豆しぼりを頭に巻き、青いはんてんを着用。足下には、秋田犬の赤ちゃん、納豆好きな秋田犬の双子のキャラクター「イソくん」と「フラボンちゃん」がいる。同じくお祭り仕様のつがにゃんねぷたも一緒に運行する。
制作期間は約2カ月。ねぷた村の石戸谷健係長(36)は「秋田犬らしい丸みを針金でかたどるのが難しかった。夜に明かりがともったねぷたは幻想的。あきおとつがにゃんの2体が並ぶ姿はとてもかわいらしいので、ぜひ見てほしい」と話す。
ねぷたはまつり終了後、JR秋田駅でも展示する予定。