秋田犬のかわいらしい表情を捉えた写真展が１日、秋田県立農業科学館（大仙市内小友）で始まった。秋田犬保存会県南支部（武田幸士支部長）の会員や全国の飼い主が撮影した約６０点が展示され、訪れた人を和ませている。２７日まで。
写真展は秋田犬の魅力を伝え、保存会の会員増加につなげる狙い。科学館で開かれている「オータムフラワーフェスタ」に合わせ、同支部が企画した。
温泉に漬かったり、散歩に行くのを嫌がったり…。秋田犬の日常を切り取った作品が並ぶ。約３５０枚の写真を使ったスライドショーも上映している。
武田支部長（７２）は「秋田犬は賢く、愛情をかけた分だけ自分に返ってくるところが魅力。写真展を機に秋田犬が好きな仲間が増えてくれればうれしい」と話した。
科学館はクマ対策として、大仙市内で飼われている犬８匹を「パトロール隊」に任命している。６日午前１０時から、同支部の秋田犬と一緒に周辺をパトロールするイベントを開く。秋田犬との写真撮影や触れ合いも予定。２０日午前９時からは同支部の秋季展覧会が開かれる。
科学館の開館は午前９時半～午後４時半。月曜休館で休日の場合は翌日休館。入場無料。
