<取材、撮影:大久保瑠衣>
秋田県能代市の秋田犬犬舎「能代幸寿荘」で5月に生まれた子犬がすくすくと育ち、愛らしい姿を見せています。代表の本瀬純一さんのインスタグラムにはふわふわのぬいぐるみのような子犬の写真や動画がたくさん。
この時期にしか見られない姿をとらえに行ってきました。
「朝ご飯を食べちゃうと(子犬の)動きが鈍くなるから、その前に来てね」と本瀬さん。
午前8時。犬舎に到着すると、一部屋から「キュンキュン」と鳴き声がします。ケージの隙間から記者をのぞくのは、生後50日を過ぎた白毛、虎毛、赤毛の子犬たち。これが人なら「密です」と注意を受けるほどぎゅうぎゅうにかたまり、つぶらな瞳でこちらを見ている姿に、脳内がとろけてしまいそうです。
犬舎の内側にまわり、ご対面。先ほどまでケージの外をのぞいていた子犬たちが一斉にとことこ駆け寄ってきます。部屋の入り口の一段高くなっている敷居に前足をかけ、まだ小さいしっぽをちぎれんばかりに振っています。
「…かわいい!!」
本当にかわいいものを目の当たりにすると、それをうまく表現する言葉は「かわいい」以外にありませんでした。