ザギトワさんが大館にやってくる! 23日に「ハチとパルマの物語」舞台あいさつ

  • 2021-05-15
  • 2021-05-15
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 2018年平昌五輪の女子フィギュアスケート金メダリストのアリーナ・ザギトワさん(18)=ロシア=が23日に秋田県大館市を訪れることが14日分かった。28日から全国上映されるロシア版忠犬ハチ公がテーマの日ロ共作映画「ハチとパルマの物語」に特別出演しており、市民向け先行上映会で舞台あいさつする。ザギトワさんは五輪後の18年5月、秋田犬保存会(大館市)から雌の秋田犬「マサル」を贈られており、秋田犬の本場・大館への訪問を希望していた。

愛犬マサルのきょうだい「かっちゃん」と再会したザギトワさん=19年7月27日、丸善インテックアリーナ大阪(秋田犬保存会・遠藤敬会長提供)

 映画の製作委員会によると、ザギトワさんはアイスショーの撮影や大館市訪問のため来日する。映画の中では、実在する市観光交流施設「秋田犬の里」のオープニングセレモニーにビデオメッセージで「秋田犬の里を訪れたい」と話すシーンがあり、製作委が招待を企画した。厚生労働省が定める必要な防疫措置に従い、来日メンバーの動線を他と分けるなど新型コロナウイルス対策を徹底するという。

 大館市民向けの上映会は21~23日、同市字桜町南のほくしか鹿鳴(ろくめい)ホールで行われる。23日は午前10時と午後2時の2回で、ザギトワさんも2回あいさつをする予定。マサルは同行しないが、秋田犬の里でマサルのきょうだい「勝大(しょうだい)」に会うことで調整している。

 「ハチとパルマの物語」は3月からロシアで上映され、4月には世界四大映画祭の一つ「モスクワ国際映画祭」に出品された。旧ソ連時代の実話を基にしており、モスクワの空港に取り残されたシェパード犬のパルマと、孤独な少年コーリャの交流を描く。作中では秋田犬が重要な役割を担い、19年11月と20年1月に大館市でロケが行われた。

 市民上映会は、県新型コロナ対策本部の示すガイドラインに沿い開催。鑑賞券の裏面に氏名や連絡先を記入してもらい、23日は運転免許証などで市民であることを確認する。主催する実行委員会は21~23日の共通券を発売しているが、14日から全て日時指定券の販売に切り替えた。共通券を購入済みの人が23日の鑑賞を希望すれば対応する。

 市民上映会の鑑賞券は1200円(税込み、小学3年生以下は保護者同伴で無料)。いとく大館ショッピングセンター、ほくしか鹿鳴ホール、秋田犬ツーリズムで販売している。問い合わせは秋田犬ツーリズムTEL070・2020・3085(平日午前9時~午後5時)

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モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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