秋田犬の愛好家が集う「もふもふオフ会in田沢湖」が今月2日、秋田県仙北市の田沢湖畔にある飲食・土産物店「田沢湖共栄パレス」の駐車場で開かれた。愛犬紹介やレースなどを通じ、親睦を深めた。
秋田犬を飼っている人たちが情報交換する機会をつくろうと、角館の秋田犬と過ごせる民泊「縁 Enishi」が企画。3カ月~7歳の秋田犬約20匹と、その飼い主らが参加した。
美しい立ち姿の講習会では、秋田犬保存会の会員が講師役を務め、リードの持ち方やハンドラーの立ち位置を解説。展覧会をイメージした愛犬紹介では、参加者が互いに審査員役を務め、「きれいな毛色」「人懐っこくて愛らしい」などと褒め合っていた。
このほか、一定間隔で置かれた三角コーンを交互に通り抜け、ゴールまでのタイムを競うレースも実施。全力疾走を見せる犬もいれば、ほとんど歩いたり、その場でじっと動かずに参加を拒んだりする犬もおり、会場は笑いに包まれた。
最後は田沢湖畔周辺を散歩し、記念撮影した。秋田犬が集合した光景は圧巻で、居合わせた観光客たちから注目を浴びていた。
宮城県富谷市から白毛の珀久(はく)(雄、1歳)と参加した佐藤恵介さん(46)、真由美さん(49)夫婦は「ご飯を食べないなど、飼い主同士で悩みを相談できて良かった。珀久も楽しそうだった」と満足げだった。