アナスタシアちゃんも登場 「ハチとパルマの物語」秋田市で県内初試写会

  • 2021-05-20
  • 2021-05-20
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秋田県大館市などでロケが行われた28日全国公開の日ロ共作映画「ハチとパルマの物語」の完成披露試写会が18日、県内で初めて秋田市のAL☆VEシアターで開かれた。旧ソ連時代の実話を基にしたロシア版忠犬ハチ公の物語。出演者らが両国の親善と共に作品をPRした。

「ハチとパルマの物語」の一場面((C)2021パルマと秋田犬製作委員会、配給・東京テアトル/平成プロジェクト

モスクワの国際空港に取り残され、飼い主を待ち続けるシェパード犬「パルマ」と、母を亡くした9歳の少年コーリャとの絆を描く。ロシアでは3月から上映され、公開週末の観客動員数で首位を獲得した。

試写会は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、製作委員会関係者ら約40人に限定。舞台あいさつには、大館を訪れる子役のアナスタシアちゃん(8)や雌の秋田犬さくらが登場した。アナスタシアちゃんは日本語で「みなさん映画を楽しんでください」と会場を和ませた。

出演者のアナスタシアちゃん(左端)、秋田犬のさくら(右端)らが出席した完成披露試写会

試写会に先立ち秋田市の穂積志市長を訪問したミハイル・セルゲーエフ在新潟ロシア総領事は「映画を通じ、両国がさらに親交を深めるのを期待する」と話した。

大館市でのロケは2019年11月と20年1月、市観光交流施設「秋田犬の里」などで行った。タレントの壇蜜さん(横手市出身)が施設の館長役、俳優高松潤さん(三種町出身)が秋田犬会館の館長役で出演。18年平昌五輪の女子フィギュアスケート金メダリストのアリーナ・ザギトワさんは本人役で特別出演した。

県内ではAL☆VEシアターのほか、御成座(大館市)、イオンファミリーシアター能代(能代市)、イオンシネマ大曲(大仙市)でも28日から上映する。

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モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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