ザギトワさん「日ロの懸け橋に」 都内でフィギュア演技動画収録

  • 2021-05-28
  • 2021-05-28
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 2018年平昌冬季五輪の女子フィギュアスケート金メダリストで、秋田犬「マサル」の飼い主アリーナ・ザギトワ(19)=ロシア=が25日、西東京市のダイドードリンコアイスアリーナで、特別プログラムの動画収録に臨んだ。動画は今後、携帯大手auの定額サービス「スマートパス」で配信される。

会見で特別プログラムについて語るザギトワ(左)と堂珍

 昨年と今年の「日ロ地域・姉妹都市交流年」に合わせ、ザギトワが本人役で特別出演した映画「ハチとパルマの物語」の製作委員会と秋田県大館市などでつくる「文化・スポーツ日露友好コンソーシアム」が企画した。

 無観客収録で一部を報道陣に公開。ザギトワは、男性デュオ「CHEMISTRY(ケミストリー)」の堂珍嘉邦が歌う主題歌「愛の待ちぼうけ」に乗せてリンクを舞った。収録後の会見では「今回の演技が、ロシアと日本の懸け橋になるように希望している」と語った。

 23日には、大館市の市観光交流施設「秋田犬の里」でマサルのきょうだい「勝大(しょうだい)」と対面。「マサルのきょうだいに会えてうれしかった。長い間会っていないので、マサルがさみしがっているみたい。日本でもらったプレゼントを渡してあげたい」と明かした。

 会見に同席した堂珍は、主題歌について「映画の主人公と犬に共通する、愛に飢えた気持ちを表現した。自分の中ではモノクロのイメージだったが、ザギトワ選手の演技でカラフルになった」と語った。

 「ハチとパルマの物語」は旧ソ連時代、空港に取り残されて飼い主を待ち続けたロシア版忠犬ハチ公の物語。ロシアでは3月に公開され人気を博した。世界四大映画祭の一つであるモスクワ国際映画祭にも先月出品された。

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モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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