秋田県大館市で開業から間もなく半世紀を迎える「加賀コーヒー店」で販売されているコーヒー豆「ハチ公ブレンド」が根強い人気を集めている。
発売は2002年。コーヒー好きだった小畑元市長(当時)から、渋谷での大館物産展への出店を持ち掛けられたことがきっかけだという。「渋谷と大館の縁を考えたら、忠犬ハチ公にちなんだ商品を作るしかなかった」と店主の加賀公(いさお)さん(72)は振り返る。
ハチ公が多くの人に愛される理由を自分なりに考え「期待を裏切らない、基本に忠実な味」というコンセプトを導き出し、香り高くすっきりとした味わいに仕上げた。
発売から約20年。「宣伝に力を入れてきた訳ではないのに長く愛されている。まさにハチ公のような存在」と加賀さんは笑う。
200グラム946円、ドリップバッグ(5杯分)は529円。