JR秋田支社(木村英明支社長)は7月1日から、秋田県大館市の地域おこし協力隊員が飼育する秋田犬「誉(ほまれ)」を大館駅の観光駅長に任命する。25日に委嘱状を交付した。誉は駅利用客の出迎えや見送りなど、おもてなしに当たる。任期は1年間。
大館駅前の市観光交流施設「秋田犬の里」で開かれた委嘱式では、誉と協力隊員の藤川琴里さん(23)に、同支社の田口暁営業部長から委嘱状、高橋仁司大館駅長から制帽と名前入り前掛けが贈られた。藤川さんが「新しい大館の顔になれるよう頑張ります」とあいさつした。
誉は雌の虎毛。大館市生まれで、26日に2歳を迎えた。体重は約25キロ。藤川さんによると、おてんばで明るい性格という。駅で活動しない日は、秋田犬の里に展示される日もある。
秋田犬への観光駅長委嘱は、秋田犬の古里をアピールし誘客につなげる狙い。誉は3代目(5頭目)となる。
この日は今月末で観光駅長を退任する2代目の「勝大(しょうだい)」と「おもち」も登場し、田口部長から感謝状が贈られた。