おしゃれな「秋田犬」に会いに来て 開港40周年の秋田空港

  • 2021-08-04
  • 2021-08-04
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 秋田空港ターミナルビル2階の直営土産物店「おみやげ広場あ・えーる」に、ドライフラワーで装飾を施した華やかな秋田犬の像が登場した。独特の堂々とした立ち姿とカラフルな色合いが、訪れた人の目を引いている。

制作を担当した菅原さん(左)と金森さん

 作品のタイトルは「おしゃれな秋田犬」。7月30日から展示している。犬の表面には色とりどりのコケやドライフラワーなどが飾り付けられており、見る角度によって印象が変わるという。

 制作を担当したのは秋田市の造形作家菅原綾希子さん(39)と、ドライフラワーの加工販売を行う秋田市外旭川の「グリーンピース」代表、金森弘至さん(45)。およそ2カ月かけて完成した。

 菅原さんが、断熱材の一種スタイロフォームを用いて「土台」となる秋田犬(幅約40センチ、高さ約100センチ、奥行き約100センチ)を制作。実際に秋田犬に会ったり、骨格を調べたりして土台作りの参考にした。その後、金森さんがドライフラワーのほか、タイル、アンティークボタンなどをピンや接着剤で貼り付け、おしゃれに仕立て上げた。

 菅原さんは「秋田犬の堂々とした感じとかわいらしさを土台で表現したが、金森さんのお花で若々しくも円熟味のある作品に仕上がった」、金森さんは「直感的かつ自由に制作した。この秋田犬が見た人の記憶に残ればうれしい」と話した。

 秋田空港は本年度、開港40周年の節目を迎えた。移動目的の利用者以外にも空港へ足を運んでもらうきっかけにしようと、空港側が制作を依頼した。

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モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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