元ハピネッツ・谷口選手×秋田犬グッズ販売 角館の工芸品店

  • 2021-08-30
  • 2021-08-30
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 秋田県仙北市角館町の工芸品店「さとくガーデン」は、バスケットボールBリーグ1部の茨城ロボッツでプレーする谷口大智選手(31)とのコラボ商品を販売している。店の看板犬と谷口選手の愛犬をデザインしたもので、新たな客層の開拓につながることを期待している。

谷口選手とのコラボ商品をPRする「さとくガーデン」の高橋社長

 コラボ商品に登場するのは、武家屋敷通りにあるさとくガーデンで2014年から飼われている秋田犬の「武家丸」と、谷口選手の愛犬「ウアココ」。店ではこれまでにも武家丸をデザインした縫いぐるみなどを販売してきた。

 今回のコラボ商品は、マグカップ、トートバッグ、クリアファイル、マスク、アクリルスタンド、キーホルダー、ステッカーの7種。和装やバスケのユニホーム姿の武家丸やウアココのかわいいイラストが描かれている。

さとくガーデンの看板犬の武家丸

 谷口選手は奈良県出身で、15年に秋田ノーザンハピネッツに入団して4シーズンプレー。201センチの長身を生かした守備や外角シュートでチームに貢献し、多くのファンに愛された。19年に広島に移籍し、今年6月には茨城への移籍が発表された。

 コラボ商品の販売は、6月上旬に谷口選手から持ち掛けた。妻が角館出身のため、ハピネッツを離れた後も毎年角館を訪れており、初めて武家丸を見た時に「のんびりとした性格がかわいらしい。コラボグッズで角館を盛り上げたい」と商品の販売を提案しようと思ったという。

 引退後のセカンドキャリアを見据え、現役のうちからさまざまなことにチャレンジしたいと考えており、オリジナルグッズの企画や販売もその一つ。動画投稿サイト「ユーチューブ」に自身のチャンネル「DT times」を持ち、オリジナルTシャツの販売なども行ってきた。今回のコラボ商品のデザインもこのTシャツのデザイナーに依頼したという。

秋田ノーザンハピネッツで4シーズンプレーした谷口選手=2019年4月

 さとくガーデンは新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく減っている。高橋佐知社長は「待っているだけでは駄目だと感じた。谷口選手を通して全国の人や若い層にも角館や武家丸を知ってもらい、コロナが収束したら訪れてほしい」と話す。

 谷口選手は「秋田はプロ生活を始めた地で、思い入れが強い。何か恩返しがしたいと思ってきた。コート以外でもこうした活動をしている選手がいることを知ってもらい、応援してほしい」と話している。

 商品は9月上旬から「DT times」のオンラインショップでも販売する。

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わんこがつなぐ世界と秋田

モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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