「ハチとパルマ」特別賞 ロシア・オレンブルク映画祭

  • 2021-09-03
  • 2021-09-03
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 秋田県大館市などでロケが行われた日ロ共作映画「ハチとパルマの物語」がロシアのオレンブルク映画祭(8月26~31日)で特別作品賞となる「人と犬の演技作品賞」を受賞した。配給会社の平成プロジェクトが1日、発表した。

映画祭の授賞式に出席した(右から)主人公コーリャ役のレオニド・バーソフと子役のアナスタシア(平成プロジェクト提供)

 オレンブルクは、中央アジア・カザフスタンとの国境に近い都市。同社によると、映画祭は今回で15回目。毎年、北欧や中央アジア、中東から多くの作品応募がある。「ハチとパルマ―」の特別作品賞受賞については、審査員が主人公の少年コーリャとモスクワの空港に取り残されたシェパード犬パルマの演技が際立っているなどと評価した。

 このほか、「ハチとパルマ―」は吹き替え版の上映も決まった。今月10日の岡山県を皮切りに、東京・池袋や兵庫県などで、県内では10月8日に秋田市のAL☆VEシアターでそれぞれ上映する。特別出演した2018年平昌五輪の女子フィギュアスケート金メダリストのアリーナ・ザギトワの吹き替えは、元宝塚雪組男役の彩凪翔(あやなぎしょう)が務める。

 作品は旧ソ連時代の1970年代の実話が題材。横手市出身のタレント壇蜜や三種町生まれの俳優高松潤らが出演している。

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