秋田県能代市の秋田犬専門犬舎「能代幸寿荘」で、6~8月に生まれた子犬たちがすくすくと元気に育っています。9月上旬、今しか見られないサイズの〝もふもふ〟たちの朝ご飯タイムに潜入してきました。おいしそうに全力で食べる姿に頬が緩みっぱなしです。5回続きの③。(取材・藤岡真希)
犬舎の犬たちがドッグフードを食べ終えた後、子犬たちは第2ラウンド「ミルクタイム」に突入します。母乳は子犬たちにとって、さまざまな病気に負けない免疫をつけるために大事なご飯です。
こちらはなんと8月12日生まれで、まだ生後1か月に満たない7匹。縫いぐるみではありません、本物です。基本的にすやすやと眠っています。見ていて飽きないので、ずっと観察していると、たまに「くかー」と口を大きく開けてあくびをする姿が見られます。ああ、守りたい、この寝顔…。
ただ、ミルクタイムとなれば話は別。そろそろかな?という時間になると、我先にと一斉に母親の腹に潜り込みます。ケージのそばで耳を立てると「ごきゅごきゅ」と勢いよく飲む音も聞こえます。中にはひっくり返っても場所を譲らない強者も。こんなに小さくても生命力は〝犬一倍〟!
今年の暑さが原因なのか、「母乳の出が悪い」と本瀬代表。同じ日に生まれても、たくさん飲めた子とあまり飲めなかった子では、徐々に体格に差が出てくるそうです。そんな時は、たくさん飲んだ子が寝ている間に、あまり飲めなかった子に飲ませるなどの補助をしてあげていました。
能代幸寿荘では、秋田犬との触れ合いや、散歩体験を随時実施しています。問い合わせは能代幸寿荘・本瀬代表☎090・2020・1486。※新型コロナウイルスの感染拡大を受け、申し込み者の居住地や能代幸寿荘までの経由地によっては受け入れが難しい場合があります
潜入!もふもふたちの朝ご飯シリーズ