秋田県男鹿市の道の駅おが「オガーレ」の「秋田犬ふれあい処(どころ)」で、新たな看板犬「ロッキー」(雄、5歳)が展示デビューした。10月のイベント時に来場客の前に初登場し、早速愛らしい表情としぐさで楽しませた。
ロッキーは男鹿市五里合鮪川の薄田饒さん(79)の愛犬。赤毛で体重は35キロ。おとなしくのんびりとしたマイペースな性格という。薄田さんが帰宅するとすぐに駆け寄ってくる寂しがり屋で、人懐っこい面もある。
オガーレでは雌の「つばき」が5月末に引退してから展示を休止し、看板犬として活躍してくれる秋田犬を募集。薄田さんが応募してロッキーの採用が決まった。
ロッキーは10月23、24日に開かれたイベント「新米まつり」でデビュー。大勢の来場客に見つめられて緊張気味だったが、木材チップが敷き詰められた展示スペース内を走り回り、柵に前足を掛けて立つなど愛嬌(あいきょう)を振りまいたという。
「秋田犬ふれあい処」では見学者は柵越しに見守り、秋田犬に触れることはできないが、記念撮影は可能。今後もオガーレのイベント開催時に登場予定で、薄田さんは「ぜひ多くの人にロッキーをかわいがってもらいたい」と話している。
オガーレはロッキーのほかに2匹、展示に協力してくれる男鹿市内外の秋田犬を募集している。
展示は屋外で土日、祝日の午前10~11時と午後1~2時。飼い主は犬と一緒に、気質や特徴を紹介する。1回1時間の展示協力につき1500円の報酬を支払う。悪天候時やオガーレの休館日は展示を休止する。
秋田犬は狂犬病の予防接種などを定期的に受け、しつけがされていることが条件。協力期間は来年3月末までで、その後は1年ごとに契約更新する。
オガーレのホームページ(http://michinoekioga.co.jp/)で用紙をダウンロードし、必要事項を記入。オガーレを運営する株式会社おが(〒010-0511、男鹿市船川港船川字新浜町1の19)に郵送する。12月末締め切り。問い合わせは同社TEL0185・47・7515