「秋田犬ワイン」販売開始 ラベルにシルエット描く

  • 2022-02-14
  • 2022-02-14
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 秋田県大館市など4市町村でつくる地域連携DMO(観光地域づくり法人)秋田犬ツーリズムは、小坂町のワイン醸造所「小坂七滝ワイナリー」を運営する第三セクター・小坂まちづくり会社と連携し「秋田犬ワイン」の販売を始めた。赤、白、ロゼの3種類。5日から小坂鉱山事務所の直売店「明治百年堂」などに並ぶ。

ラベルに秋田犬のシルエットがデザインされた「秋田犬ワイン」。左から白、赤、ロゼ

 土産品として手に取ってもらえるよう、国内外で人気の高い秋田犬のシルエットをラベルにデザイン。新型コロナウイルス収束後の旅行需要の回復を見込み、昨年4月から商品化を計画してきた。インバウンド(訪日外国人客)を意識し、正面ラベルの日本語は少なくした。

 原料はワイナリー近くの鴇(ときと)地区で栽培されたブドウで、赤とロゼにはヤマブドウ交配種のワイングランド、白にはナイアガラを使用。赤と白は1100本、ロゼは300本の限定生産。いずれも720ミリリットル入りで赤2200円、白1650円、ロゼ1980円。

 小坂鉱山事務所で4日に開かれた発表会で、秋田犬ツーリズムの中田直文会長は「秋田犬というキラーコンテンツで、稼ぐ力の一つにしたい。インバウンドの回復に備え力をためておきたい」とあいさつ。まちづくり会社の森浩美社長は「ワインを活用した地域連携で、ブランドイメージが向上することを期待する」と語った。

秋田犬ワインを発表する(左から)小坂町の細越満町長、秋田犬ツーリズムの中田会長、小坂まちづくり会社の森社長

 明治百年堂のほか、県北地区の酒販店、小坂七滝ワイナリーのオンラインショップ、秋田犬ツーリズムの通販サイト「こだわりAKITAセレクトショップ」で購入可能。

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わんこがつなぐ世界と秋田

モフモフした毛並みに、つぶらな瞳、くるりと丸まった愛らしいしっぽ。たくましい身体を持ち、飼い主に忠実な性格でも知られる秋田犬は、今や世界中の人気者です。海外での飼育頭数は増え続け、本場の秋田では観光振興に生かそうという動きも活発化してきました。秋田魁新報は「秋田犬新聞」と題し、国内外のさまざまな情報を発信していきます。秋田犬を通して世界と秋田をつなぐ―。そんなメディアを目指していきます。

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