大曲技術専門校(秋田県大仙市)の訓練生が制作した秋田犬のオブジェが、県内の祭りやイベント会場で展示され、にぎわいに花を添えている。
オブジェは赤毛の秋田犬で、高さ90センチ、幅40センチ、奥行き120センチ。湯沢市の小正月行事「犬っこまつり」の犬っこをイメージした一回り小さいオブジェもある。軽くて丈夫な繊維強化プラスチック製。
5年前に在籍していた色彩デザイン科のメンバーが、訓練の一環で手がけた。普段は校内に展示されていて、今夏は秋田竿燈まつりに貸し出されたほか、26日の全国花火競技大会「大曲の花火」でも展示予定。
佐々木秀人校長(59)は「精巧に作られた作品を通し、訓練生の技術の高さやものづくりの魅力を知ってほしい」と話している。