寅(とら)年の2022年は「虎毛」の秋田犬に会いに行ってみませんか―。秋田犬といえば赤毛や白毛がポピュラーですが、野性的で迫力ある虎毛も隠れた人気を誇っています。決まった色がなく、模様もさまざまで、個性豊か。秋田県大館市の観光交流施設「秋田犬の里」や秋田犬会館で会うことができる6匹を紹介します。
誉(雌、2歳)
飼い主・藤川琴里さん(24)、大館市地域おこし協力隊 「誉はJR大館駅の“観光駅長”を務めていますが、昨年はコロナ禍で思うように活動できませんでした。今年こそ大館の魅力を発信する機会が増えればいいなと願っています」
まる(雌、1歳)
飼い主・鈴木満里さん(59)、主婦 「秋田犬の良さを伝えたいと思い、飼い始めました。私が月1回ほど開いている『子ども食堂』の看板犬的存在です。赤毛の配分が多いので『虎みたい』と驚かれることもあります」
銀(雄、4歳)
飼い主・平泉佳香さん(58)、主婦 「前の飼い主が亡くなったため、家族として迎え入れました。穏やかな性格で、すぐに慣れてくれました。銀を通じて犬友達もできました。どの犬もかわいいけど、やっぱり銀が1番です」
桃心(雌、1歳)
飼い主・羽沢麻美さん(46)、ブリーダー 「争いを好まない“平和主義者”で、女の子らしい性格です。先輩ブリーダーに相談しながら大会の上位入賞を目指しています。いつか展覧会で『特優』を取ってほしいです」
昴(雄、2歳)
飼い主・工藤琴音さん(21)、秋田犬保存会職員 「誰かに構ってほしくて、秋田犬会館事務所ではいたずらばかり。最近はご飯をよく食べるので、体が大きくなってきました。ずっと守ってあげたいと思える、癒やしの存在です」
くろべぇ(雄、6歳)
飼い主・佐々木隆さん(72)、秋田犬保存会嘱託職員 「直感で飼うなら虎毛と決めていました。小さい体格ですが、自分の年齢や体力にはちょうどいいです。もう1匹飼っている赤毛の銀(雄、5歳)とは何をするのにも一緒です」