東京・渋谷の大型複合施設「渋谷スクランブルスクエア」14階の秋田犬関連ショップ「ハチふる SHIBUYA meets AKITA」の店先に、思わず写真を撮って交流サイト(SNS)に投稿したくなるようなスポットがある。昨年11月のオープン当初から店舗のシンボルとして親しまれている秋田杉製の忠犬ハチ公像の背景に、色鮮やかなフラワーアートがこのたび加わり、フォトジェニックな空間に進化した。
背景を彩るのは「フラワーウォール」と呼ばれるアート作品で、ハチ公像の背後に設置されている。着色した花びらを一枚一枚丁寧に貼り付け、ハチ公の古里である本県の自然や花火を表現した。秋田市を拠点にフラワーデザイン事業を展開する「greenpiece」が制作を手がけた。
店舗を運営する秋田ケーブルテレビ(秋田市)の担当者によると、来店した買い物客がスマートフォンで写真を撮っていく姿が多く見られるという。「さまざまな角度から撮り方を工夫して、お気に入りの1枚をSNSで発信して紹介してほしい」とPR効果を期待する。
店舗では色鮮やかなフラワーウォールにちなみ、カラフルな寒天を使ったスイーツやドリンクの販売を18日から始めた。「フラワーウォールサイダー」(432円)はサイダーと色鮮やかな寒天の組み合わせが涼しげなドリンク。ソフトクリームに寒天などを添えた「フラワーウォールソフト」(486円)も好評という。営業時間は午前10時~午後9時。