秋田県は今月から、ふるさと納税の制度を使ったガバメントクラウドファンディング(GCF)で保護された秋田犬の終生飼養費(最後まで責任を持って飼うために必要な費用)を募っている。目標額は200万円。寄付はふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」の専用ページから受け付けている。
対象となる秋田犬は一般社団法人「ワンフォーアキタ」が保護したりんご(10歳、雌)、きょうだい犬のごん(8歳、雄)とかりん(8歳、雌)の3匹。里親への譲渡を目指してきたが、年を取るに連れマッチングが難しくなってきたという。ごんとかりんは今後も里親を探すが、見つからなければワンフォーアキタが3匹を終生飼養する。
ワンフォーアキタによると、秋田犬の飼育には餌代や医療費などで1カ月当たり1匹約10万円かかる。支援者には特典としてポストカードなどを送る。
ワンフォーアキタは「1匹でも多くの命を救うために協力をお願いしたい」、県生活衛生課は「不適切な飼育環境によって保護される犬たちについて考えるきっかけにもなれば」としている。
・飼育放棄された秋田犬の未来のため、みなさまの“ワン”アクションをお願いします
専用ページ:https://www.furusato-tax.jp/gcf/2349
このほか、秋田県では保護犬・猫の殺処分ゼロに取り組む愛護団体への支援も受け付けています
・【働きながらの懸命な保護活動】動物も人も笑顔のまちへ